最新がん免疫療法「RIKNKT」について

RIKNKT(がん免疫療法)とは?
 
 体内には、変化した遺伝子(がん等)を監視する仕組みがあり、 遺伝子の修復、異常細胞の増殖抑制、除去などにより、

早期に異常細胞を取り除き、正常な状態を保つ免疫システムがあります。

RIKNKTは、極めて高い抗腫瘍効果を持つ免疫細胞「NKT細胞」の働きを利活用した、

 極低侵襲(外的要因によって生体内の恒常性を乱す事象全般が少ない)かつ副作用が少ない、全く新しいがん治療法です。

 

治療方法は、患者から血液成分の一部を質量分析の方法により採取し、

採取した成分を別の細胞に誘導したのちに、

NKT細胞に特異的に認識される抗原を表面に提示させた上で患者の体内に戻します。

 

NKT細胞は、癌抗原を提示する癌と提示しない癌の両方を標的とすることができ、

これにより、すべての人に使用することを可能とし、

種類に関係なくあらゆる部位やステージの癌を標的にすることができます。

これまでになかった未曾有の新しいコンセプトに基づく画期的ながん治療法が、

NKT細胞標的治療療法です。

 

 2016年6月より提供を開始し、

医療提供の結果、部位やステージを問わず部分寛解(癌が縮小し症状が改善された状態)や

完全寛解(癌の症状が無くなり検査の数値も正常を示す状態)及び進行停止等の結果が得られ、高い奏効率(癌のサイズが縮小する)であることを確認するに至っています。

 

がんと診断されると、一般的に3大治療と呼ばれる「外科治療(手術)」「放射線治療」「抗がん剤治療」で

治療計画が立てられることが標準的な治療法となります。早期に発見されたがんを治療するには、

外科手術や放射線治療の局所的な治療法がとられますが、

進行したがんや転移が見られる場合などは局所的な処理では対処ができませんので、

全身を対象とした抗がん剤などの治療を組み合わせながら経過を見て行きます。

抗がん剤は、基本的に増殖の早い細胞を標的としてその生育を阻害する薬で、

点滴や飲み薬で全身に行き渡るため、増殖スピードの速い他の正常な細胞にもダメージを与えることから重い副作用というリスクがついてきます。

これが患者さんやご家族の精神的肉体的に重い負担となります。

ところが、こうした外的な処置でがんを100%制圧できれば問題ないのですが、

残念なことにがんは残り、また新たに生まれて成長していく可能性が高いのです。

その中で生まれたのが、このNKT細胞を使った免疫治療方法なんです。

自分自身の免疫力を高めていく過程においては、

患者さんやご家族の大きな悩みの一つでもあった副作用の心配がありません。

抗がん剤放射線など外的な治療でがん細胞を弱めると同時に、

先端技術で内的な力を活性化させていく免疫療法とのコンビネーション。

がんの種類を問わず、QОLを維持しながら、従来の三大治療を補完する数々の成果が近年続々と発表され、

がんに拘る関係者の大きな希望となっています。

RIKNKTががん治療の大きな革命を起こす事は間違いないですね!^^